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指揮■
川瀬賢太郎  KAWASE, Kentaro


1984年東京生まれ。 私立八王子高等学校芸術コースを経て、2007年東京音楽大学音楽学部音楽学科作曲指揮専攻(指揮)を卒業。 これまでに、ピアノ及びスコアリーディングを島田玲子、指揮を広上淳一、汐澤安彦、チョン・ミョンフン、アーリル・レンメライトの各氏に師事。 2006年10月に行われた東京国際音楽コンクール<指揮>において1位なしの2位(最高位)に入賞。 各地のオーケストラから次々に招きを受けている。 また近年、細川俊夫作曲オペラ「班女」、「リアの物語」、モノドラマ「大鴉」やモーツァルト作曲「フィガロの結婚」「後宮からの逃走」を指揮、 オーケストラ公演のみならずオペラともに注目を集める若き俊英。
海外においてもイル・ド・フランス国立オーケストラ、ユナイテッド・インストゥルメンツ・オヴ・ルシリンと共演、さらなる活躍が期待される。
2007年〜2009年パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)アシスタント・コンダクター。
現在、名古屋フィルハーモニー交響楽団 指揮者。 八王子ユース弦楽アンサンブル音楽監督。 2014年4月より神奈川フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者に就任。 三重県いなべ市親善大使。2015年「渡邉暁雄音楽基金」音楽賞受賞、第64回神奈川文化賞未来賞を受賞。 2016年第14回 齋藤秀雄メモリアル基金賞、第26回「出光音楽賞」、横浜文化賞 文化・芸術奨励賞を受賞。
ソプラノ■
安藤るり 
ANDO, Ruri

ウィーン在住。愛知県出身。幼少よりヴァイオリンとピアノに親しみ、名古屋市立菊里高等学校音楽科を経て、京都市立芸術大学音楽学部卒業、同大学院音楽研究科修士課程修了。
卒業、修了に際し、音楽学部賞、京都音楽協会賞、大学院賞をそれぞれ京都市より授与される。大学院在籍中、交換留学生に選ばれ、ウィーン国立音楽大学リート・オラトリオ科W. Moore氏の下で一年間研讃を積む。2010年より活動拠点をオーストリア、ウィーンに移し、2013年、同大学オペラ科修士課程を最優秀の成績をもって修了、修士号取得。
第59回全日本学生音楽コンクール大阪大会第2位。2010年、産経新聞社主催『なにわ芸術祭新進演奏家競演会』新人奨励賞。2015年、第50回ドヴォルザーク国際声楽コンクールファイナリスト及び特別賞受賞。2016年、第4回Vissi D’Arte国際オペラコンクール第3位(1位なし)及びロシア大使館文化賞受賞。
京都市立芸術大学在学中には大学定期、尾高忠明指揮のもとでW.A.Mozart「すずめミサ」ソプラノソロを務める。オペラの分野においては、モーツァルト『魔笛』夜の女王、『劇場支配人』ヘルツ夫人、ジルバークラング嬢、またウィーンにてハイドン『報われた誠』ネリーナ, レハール『ジュディッタ』アニータ, R. シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』ツェルビネッタ(抜粋)、シャブリエ『エトワール』アロエス、シェーンブルン宮殿宮廷歌劇場ヘンデル『アリオダンテ』ダリンダ、などに出演を重ねている。
2012年のシーズンにはドイツ、ザクセン州立ブラウンシュヴァイク歌劇場と契約、ストラヴィンスキー『ナイチンゲール』タイトルロール、ラヴェル『子どもと魔法』火、お姫様、ナイチンゲールの計4役をゲスト出演し、ヨーロッパデビューを飾った。同年7月には園田隆一郎指揮、京都市交響楽団「みんなのコンサート」、12月にはバーデン・カジノにおいてのコンサートではSinfonietta Badenと共演。2014年よりヴァイオリン、マリンバ、ハープ、ピアノ奏者とのアンサンブルユニットを結成、「ダンス・ダンス・クラシックvol.1」を皮切りに、名古屋能楽堂にて愛知県医師会交響楽団チャリティー公演にてソプラノ&ハープデュオ・リサイタルなど、国内外に活動の場を広げている。
2008年にはW. Moore氏の推薦によりイタリア・パルマ・カルピ市においてリート・デュオコンサートを開催。歌曲の分野ではR.シュトラウス、ブラームス、シューベルト、フォーレ、ドビュッシー等の作曲家作品を中心に、ミヨー、プーランク、クルシェネーク等の近現代の作品にも取り組み、積極的にリサイタル等で演奏を重ねている。
これまでに、発声法を荻野砂和子、菅英三子、A. Haas、R. Trost, M. Klaushofer、S. Ghazarianの各氏に師事。またリート解釈をW. Moore氏に、オペラ音楽解釈をC. Meier氏に師事。
アルト■
波多野睦美 HATANO, Mutsumi

宮崎大学卒業、英国ロンドンのトリニティ音楽大学声楽専攻科修了。
1990年にシェイクスピア時代のイギリスのリュートソングでデビュー、その魅力と新しい可能性を示した。国内外で多くのコンサート、音楽祭に出演、海外でも高い評価を得る。
ソリストとしてのレパートリーは柔軟で幅広く、バロックから現代に至る。ヘンデル「メサイア」や、バッハ「マタイ受難曲」などのソリストとして、鈴木雅明、C.ホグウッド、寺神戸亮指揮ほかの多くのバロックオーケストラと共演。
現代音楽の分野では日本、英国の近現代歌曲に積極的に取り組み、作曲家からの厚い信頼を得て、間宮芳生作品のアメリカでの世界初演、サイトウキネン武満徹メモリアルコンサート、水戸芸術館「高橋悠治の肖像」、サントリーホールでの「作曲家の個展2013:権代敦彦」等に出演。
放送ではNHKニューイヤーオペラコンサート、らららクラシック、名曲アルバム、日本の叙情歌、題名のない音楽会等に出演。 オペラではモンテヴェルディ「ポッペアの戴冠」のオッターヴィア、パーセル「ダイドーとエネアス」のダイドーなど、深い表現力と存在感で注目される。
CD作品では「パーセル歌曲集/ソリチュード」など古楽器との共演による数多くの録音のほか、高橋悠治との共演で「ゆめのよる」「猫の歌」を発表。「レコード芸術」特選盤など、専門誌でも高く評価される。
クラシック以外のアーティストからのオファーも多く、活動の幅は広い。
2014年4月にバリトンサックス(栃尾克樹)とピアノ(高橋悠治)によるトリオのCD「風ぐるま」を発表。バロックと現代を行き来するトリオとして活動を行っている。最新作は、2015年8月にリリースされた、古楽器との共演による「イタリア歌曲集」。新聞、音楽誌などに多数とりあげられ、いずれも高い評価を得た。
2011年より「朝のコンサート」を主催。平日の午前開演、休憩なしの1時間というコンセプトは、広い観客層からの支持を得ている。
  テナー■
平尾憲嗣 HIRAO, Noritsugu

国立音楽大学卒業、同大学大学院修了。日本オペラ振興会歌手育成部第21期生修了。大学院在籍中の2002年、Bunkamura/産経新聞モーストリー・クラシック主催によりオーチャードホールで開催された「第4回オペラティックバトル」で第1位。藤原歌劇団に05年「ラ・トラヴィアータ」のガストンでデビューして好評を博し、06年にも同役で出演。藤原歌劇団ではこれまで主役テノールのアンダースタディを務めて研鑽を積み、07年藤原歌劇団本公演「リゴレット」のマントヴァ公爵に抜擢された。同年3月には小沢征爾指揮の東京の森「タンホイザー」にハインリッヒ役で出演。
若手テノールの逸材として注目され、更に同年10月に藤原歌劇団本公演「蝶々夫人」にピンカートンで出演した。その後文化庁海外芸術家研 究員として奨 学金を受け07年12月から一年間イタリアのボローニャで研鑽をつむ。帰国後は、東海地方を拠点として、オペラやコンサート等の演奏活動を行っている。岡崎女子短期大学准教授。名古屋音楽大学非常勤講師。藤原歌劇団団員。
  ベース■
近野賢一 KONNO, Kenichi

北海道伊達市出身。新潟大学教育人間科学部を経て、京都市立芸術大学大学院修士課程音楽研究科修了。2007年に渡独し、バーデン・ヴュルテンベルク州立フライブルク音楽大学リート・オラトリオ科及びオペラ科を修了。バイエルン州立ミュンヘン音楽大学大学院リート科を修了後、2012年に帰国。
これまでに、声楽を箕輪久夫、宇野徹哉、福島明也、マルクス・ゴリツキの各氏に師事、リート解釈を岡原慎也、ハンス=ペーター・ミュラー、ヘルムート・ドイチュ、ジークフリート・マウザーの各氏に師事。
シューベルティアーデ(シュヴァルツェンベルク)、ヨーロッパ音楽祭(シュトゥットガルト)、サイトウキネンフェスティバル松本ほかにて、エリー・アメリンク、イェルク・デムス、白井光子、ディートリヒ・ヘンシェル、ロマン・トレケル、トマス・クヴァストフ、ヘルムート・ドイチュ、フリッツ・シュヴィンハンマー、ヴォルフラム・リーガー、ルネ・ヤーコプス各氏のマスタークラスを受講。
国内外にて意欲的にドイツ歌曲リサイタルを行い『遥かなる恋人に』『美しい水車屋の娘』、『冬の旅』、『詩人の恋』、『リーダークライスop.24&39』、『四つの厳粛な歌』『リュッケルト歌曲集』『子供の不思議な角笛』『R.シュトラウス歌曲集』など多数の作品を取り上げている。
オペラでは『ヘンゼルとグレーテル』ペーター、『ディドとエネアス』エネアス、『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵、フィガロ、『魔笛』パパゲーノ、弁者、『ペイシェンス』コロネル、『ペレアスとメリザンド』ゴロー等を演じ、ソリストとしては『マタイ受難曲』、『ヨハネ受難曲』、『ロ短調ミサ』、『レクイエム(モーツァルト、フォーレ、ブラームス)』、『メサイア』、『天地創造』、『第九』、『パウルス』、『聖チェチーリアミサ』、『戴冠ミサ』、『さすらう若人の歌』などに出演している。
2006年京都での歌曲リサイタルに対して青山音楽賞新人賞を受賞。友愛リートコンクール第三位、併せて日本歌曲賞受賞。大曲新人音楽祭コンクール奨励賞受賞。JSG国際シューベルト歌曲コンクール第三位、ポーランドでの第17回キェイストゥット・バツェヴィッチ記念国際室内楽コンクールリート部門第三位、オーストリアでの第16回ブラームスコンクール入選。
現在、岐阜大学助教、名古屋音楽大学非常勤講師として後進の指導にあたっている。

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